1.ネットの広告はクリックさせる様に巧妙化しています
昨今のIT化社会で老若男女誰しも、インターネットとは切り離せない世の中になっています。
また、広告の手法や見せ方も巧妙になっており、ついついクリックしたくなるような広告はあちこちに見受けられます。
特に男性向けの、ネットや雑誌の広告で見かける出会い系サイトやアダルトサイトですが、広告には良い様に体験談などが羅列されており、「もしかしたら自分も」と、つい思いがちです。

しかし、世の中そんなに甘い物では無く、メッセージの為や写真閲覧や、連絡先の交換の為に課金をしなければ成らないサイトがほとんどです。
もちろん、数少ない大手の優良サイトは料金前払い制だったり、定額制だったりして、安心の所も有ります。
しかし、なかなかちゃんと会えるサイトばかりでは無く、騙しリンクなどからエロいうたい文句の悪質な出会い系サイトやアダルト系のサイトに手を出してしまう方が多数存在します。
※騙しリンクと言って、アダルトサイトの動画を観ようとしたら、「登録ありがとうございます!」などの表示が勝手に出て来て、費用が請求される様な事例がございます。
2.出会い系サイトやアダルトサイトで高額な費用を請求される事例は多いです
このような詐欺目当ての出会い系サイトは課金目当てのサクラがほとんどで、なかなか話が進展せずに気が付くと多額のメッセージ代が掛かっているとか、
逢う約束にこぎ着けてもすっぽかされて水の泡とかで、結果的に願望は叶わない事がほとんどなのです。
アダルトサイトで、ちょっとしたエロ動画を見ようとして、クリックした途端に高額な入会金が表示されたり、請求されたりする事も有ります。
怖くなって振り込んでしまう方も、少なくは無いです。
このようなワンクリック詐欺の様なケースの場合、恥ずかしさも有り、家族や友人に相談しにくい物です。
また、このワンクリック詐欺はあたかもクリックした方の住所や電話番号やクレジットカードなどを入手したかの様な文言を表示し、クリックした方を怖がらせます。

そこで不当請求に応じさせようとします。
また、その請求される金額も数万円~数十万円の為、ついつい払ってしまう方も少なくありません。
近年では、ワンクリック詐欺だけでなく、以下の様なメッセージが来る事も多いです。
連絡が来ます
こういったメールに記載されている口座などに金銭を振り込んでも結果的には振込損になるなどの悪質な詐欺も出回っています。
3.詐欺行為にあっても冷静に対処する事が必要です
ただし、放っておいても相手がこちらを特定出来ない場合が在りますので、慌てずに冷静さを保つ事が重要です。
例えば、漫画喫茶で会員登録無しでネットに繋いでいた時に発生した場合は、こちらを特定する術は有りません。
また、御自身のPCなどでもWI-FIのフリーの環境では特定が難しいし、元々犯罪なのでそこまでして相手は追いかけては来ません。
日本の法律では、「電子消費者契約法」「特定商取引法」という法律があり、この様なワンクリック詐欺での契約は成立しないです。
その為、基本的に身に覚えのない料金請求などの画面を見ても、無視する事が肝心です。
相手は個人情報を摑んだかのような書き方をしている画面を出してきますが、それははったりです。
これらの事をまずは覚えておいて下さい。
悪質な出会い系サイトにのめり込んで借金してまで使い込んでしまった場合もですし、身に覚えの無い高額利用料の請求や詐欺サイトに引っかかって支払った場合は、
御自身の被害状況やネット内に残されている証拠や請求書や振込先などの諸情報をまとめて消費者センターや弁護士に相談する事をお勧めします。